更新日:2023/08/02
「希望の給食~食と農がつむぐ自治と民主主義~」の上映会を開催し、54名の参加がありました。
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日時:2023年7月30日(日)14: 00~16:00
会場:静岡市グランシップ2階映像ホール
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『希望の給食~食と農がつむぐ自治と民主主義~』という42分の映画は、千葉県いすみ市・長野県松川町、東京都武蔵野市、韓国のファソン市で実現した有機農産物と給食をキーワードにした地域づくりの取り組みの事例が描かれています。
人が動けば地域は変わる!!各地の事例を見て、勇気が湧いてきた人が多く、
■上映会の後、映画の感想も、活発な意見が出ました。
■その後、
「NPO法人ふじのくに学校給食を考える会」の小櫛和子さんより、静岡県富士市の学校給食における生産者さんによる食育授業や地産地消の取り組み事例を学ぶ機会を作りました。
■参加者同士の意見交換会では、県内各地で給食に携わる方が活発に意見交換がされました。
①静岡市の教員で給食や食育の担当をされている先生から映画の内容に感銘し希望が持てた。ただ、現場は人手不足など様々な課題がある。社会科なのか生活科なのか、地域と連携していきたい。
②清水区で自校式の学校給食を守る活動をされている団体の方から、静岡市の現状について発言をいただいた。要望書もあげている。現役保護者に活動が広がっていない。
③菊川市の市議会議員から菊川市の民間委託の現状と食品残渣率について発言をいただいた。また、日本の食の問題について補足をいただいた。
④磐田市の農家の方から農家の高齢化と後継者がいない現状、有機栽培米の草取りのご苦労、指導者育成について発言をいただいた。
⑤三島市でオーガニック給食を推進する団体の方から、三島市に要望を伝えるだけではダメだと分かり、無農薬米を団体の仲間と作り、2年になると発言をいただいた。給食への無償提供が叶わなかったので、他の地域ではどうか質問があり、他の方からアドバイスが受けられた。
⑤静岡市で長年給食に野菜やお米を出している農家のご家族の方からご発言をいただいた。給食の食材は、栄養士の考えが反映されるとアドバイスがありました。
その他にも、相互で意見交換がなされ、給食のお米が古古米だったのを新米にできたこと、炊飯の仕方や保存容器の違いについて、行政への働きかけ方など、給食をテーマに様々なキーワードが出されました。
■今回は、ゲノム編集食品の表示を求める活動を広げる機会も作りました!
オーガニック給食を推進する仲間に「私たちの声(アクション)で国の政策を変える方法」を伝え、もっと身近に仲間を作って学んで、意見交換して、行政機関に働き掛けることができるということを伝えられました。
■閉会の挨拶では、
しずおかオーガニックウェブ代表の吉田茂さんから、今後の取り組みとして、9月10日に袋井市役所の学校給食に詳しい方を呼んで県内のオーガニック給食の活動報告をする企画を行う報告がありました。
今後も、地域の農業・食・人権などの人間らしい生活をするために現状ある複雑な課題に気づき、理解するための機会を作っていき、仲間を増やしていきたいと考えています。
静岡県9月議会で「ゲノム編集食品に表示を求める」意見書をあげてもらい、それに続く運動を、オーガニック給食プロジェクトの力を借りて推進していきたいと思います。
引き続きよろしくお願いします。
【NPO法人しずおかオーガニックウエブ・ゲノム編集表示プロジェクト】 問い合わせ・連絡先:shizuoka.organic.project@gmail.com
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《追伸》会終了後も、参加者同士情報交換や自己紹介があちこちで行われ、最後に上映会スタッフと参加者で記念写真の撮影へと盛り上がりました。