プラムフィールド通信5月13日号№174

更新日:2015/05/10

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新緑の季節ですね。草木はぐんぐん伸びて、少し見ない間に自宅は草だらけ。今日も朝から草取りです。芝生というよりカタバミの庭になった我が家。
敷石の小さな割れ目にまで、どうしてこう雑草が生えるのでしょう?

静大の稲垣栄洋先生は雑草の専門家で、面白い本が何冊もあります。

コニシキソウ、スズメノカタビラなど庭の雑草の名前もこれらの本から知りました。

カタバミは抜こうとすると種を飛ばし、横に横にと茎を伸ばし、すぐに増えてやっきりしてしまいます。でも、戦国武将はこのしぶとさに子孫繁栄を願って、家紋にしていたそうです。

カタバミの花

勝手口の所で地面に埋まるように生えているオオバコは、踏まれても全く平気で、葉はすぐにちぎれるけれど、根を抜くのはたいへんです。でも、そこだから生きていて、逆に踏まれないような場所では他の背の高い草に負けて絶えてしまうそうです。なるほど。

雑草をはじめ、小さくて強そうに見えない生き物にもしたたかな生き方があるようです。稲垣先生の「弱者の戦略」を読むとそんなことがわかって、とても面白くおすすめです。

雑草も名前を知るとまた見る目が変わり、まあ無理に草取りしなくて

もいいかと思うのは、それは単にわたしがなまけものだからです。    

                  スタッフ;榛葉真理子

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